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お勧めの本

杉本美花著
『「ママ」と呼んでくれてありがとう 自閉症の息子と歩んだABA早期療育の軌跡』

学研教育出版、2012年
ABA早期療育でわが子を劇的な改善へと導く母親の体験記としては、キャサリン・モーリス「わが子よ、声を聞かせて」が有名ですが、この本はその日本版と言っていいでしょう。もっともモーリスさんはブリジットというセラピストにセラピーを委ねましたが、この本の著者、杉本さんはセラピストに頼らず(というか頼れず)、母親である杉本さんが太郎くんのセラピーをほぼ一手に引き受けます。しかもその間、下の妹さんの妊娠、出産、子育てを経験しながらです。勇気と根気と叡智を兼ね備えた日本のお母さんに拍手を送りたいです。


イヴァ・ロヴァス著、中野良顕訳
『自閉症児の教育マニュアル-決定版・ロヴァス法による行動分析治療』

ダイヤモンド社、2011年
2010年にお亡くなりになったロヴァース博士ご自身の手による早期集中行動介入(EIBI)のマニュアルの待望の翻訳です。今日、自閉症治療としては最高の成果を挙げている早期集中型ABAの詳細が、この翻訳によってようやくわれわれ日本の読者にも把握できるようになりました。ABA早期療育に取り組まれる方はぜひ一冊座右に置かれることをお勧めします。

キャサリン・モーリス著
『わが子よ、声を聞かせて―自閉症と闘った母と子』

NHK出版、1994年
1990年代に全米でABAブームを巻き起こした不朽の名著です。著者モーリスさんのお子さん、アン・マリーが2才の時に「自閉症」と診断されると、モーリスさんは学生セラピストを雇って自宅でABA療育を開始しました。そしてアン・マリーは劇的な回復への道を歩んでいきます。ABA家庭療育に取り組むすべての親のバイブルというべき本です。


井上雅彦編著、藤坂龍司著
『自閉症の子どものためのABA基本プログラム2-家庭で無理なく楽しくできるコミュニケーション課題30』

学研教育出版、2010年
わが国の自閉症療育のトップランナーの一人、現鳥取大学教授の井上雅彦教授と、当会の藤坂代表による共著です。後半の藤坂執筆部分は、当会の会員向けマニュアル「つみきBOOK」のうち、ことばとコミュニケーションの部分をコンパクトに紹介したものになっています。イラストもあって大変わかりやすくなっています。


末吉景子著
『えっくんと自閉症-ABAアメリカ早期療育の記録』

グラフ社、2009年

つみきの会の会員でもある「えっくんママ」こと末吉さんは、わが子えっくんが自閉症と診断されると、直ちにABA療育の本場アメリカにわたる決意をしました。本著はえっくんママさんとえっくんによる8年間の闘いの記録です。

ベイカー&ブライトマン著、井上雅彦監訳
『親と教師が今日からできる家庭・社会生活のためのABA指導プログラム-特別なニースをもつ子どもの身辺自立から問題行動の対処まで』

明石書店、2011年

本書は米国で長年、ABAによるペアレント・トレーニングに取り組んで来られたUCLAブルース・ベイカー教授によるロングセラーです。ロヴァース博士よりは緩やかな、身辺自立中心の家庭療育の方法が説明されています。

『自閉症を克服する―行動分析で子どもの人生が変わる』

NHK出版、2005年

この本には、自閉症の子を持つ親がわが子を育てるにあたって役に立つアドバイスが満載されています。特にことばや社会性を育てるための方策や、幼稚園・小学校での支援の在り方についてのアドバイスが豊富です。

難を言えば、ABAの基本原理や介入法についての説明がないので、これだけでABAホームセラピーをしようと思っても無理だと思います。

武藤博文・高畑庄蔵
『発達障害のある子とお母さん・先生のための思いっきり支援ツール―ポジティブにいこう!』

エンパワメント研究所、2006年

支援ツールは「ツールを使っているうちに、自然にABAができちゃう」というすぐれもの。
難しい理屈は一切ありません。

ABAホームセラピーなんて、私には無理、というお母さんでも、とっつきやすいですよ。
就学期以降のお子さんをお持ちの方に、特にお勧めです。

チイちゃんのイラストもとってもかわいくて、見ているだけでほほえましくなります。

ポール・A.アルバート、アン・トルートマン
『はじめての応用行動分析 日本語版』

二瓶社、2004年

杉山尚子他
『行動分析学入門』

産業図書、1998年

レイモンド・ミルテンバーガー
『行動変容法入門』

二瓶社、2006年

三冊とも、大学生・大学院生向きのABAの教科書です。
ABAのことを本格的に学びたい、という方にお勧め。

しかし教科書の常として、よほど勉強好きな方を除けば、間違いなくおもしろくないはずです。
読みとおすにはかなりの精神力が必要でしょう。


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